2009年8月21日

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２００９年、傑作同人誌「HEDORAH　公害怪獣の映像世界」を読んで 私は初めてこの絵本の存在を知りました。 それまではアメリカでゴジラっていうと、あの××みたいなハリウッドゴジラを 連想しちゃうんですよねえ。 どうせ向こうはあんなイメージなんだろ、と。 それがですね、この同人誌に掲載されている写真を見ていると内容も絵のタッチも いい感じなんですよね。 良かった、あの××映画は監督が××だっただけなのかしらと安堵しました(笑)。 そしてまたネットの便利さを甘受するワタクシ。 オークションで手に入ったんですよ、この絵本が。 読み込まれていた、簡単に言えば古本なのですが肝心の絵がちゃんと綺麗だったので 満足満足、の品でした。 もう表紙の飛行期からしてカッコイイのですよｗ 内容はいたってシンプル。 ヘドラやガイガンが西海岸に現れて暴れるので、正義のゴジラさんがラドンとタッグを 組んで撃退しましたとさ、というような物語。 うんうん、巨大トカゲなんかよりも立派に昭和ゴジラテイストな内容で安心です。 むか〜しに読んでいた光文社マーベルコミックスのスパイダーマン以来、私は結構 アメコミの絵が好きなんですよ。 色スクリーントーンと筆のタッチが見事な線描の身近な芸術。 この絵本もそんなアメコミ調なのがいいなあ。 ヘドラもガイガンも敵キャラながら、凄くカッコイイ！ ビオゴジのようなゴジラデザインもいいんですよね。 ラドンも出ているのですが、タイトルにされないのは平成東宝映画での扱いと 一緒ですなあ。ファンの多い怪獣だと思うんですけどねえ。 哀れヘドラさんの最期。 映画のゴジヘド本編では、成長期にゴジラが直接放射能火炎を浴びせたシーンが 無かっただけに新鮮なカットです。 上陸期に浴びせてノーダメージでしたものねえ。 これはゴジラのパワーアップによる強力化、というコトなのでしょうか？ ヤラレている場面でもカッコイイなあヘドラ(笑)。 この絵本版のガレージキットとか出ませんかねヘドラ。 水かきのある４本指の手ですとかね、独特の造形がよござんすよ。 ああ、こういうのをイチから作れるようになりたいなあ。(０９・８・２１)