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本文へジャンプ 2007年1月3日 


ヘドラの初期設定デザインのひとつに、井上泰幸氏が
坂野監督と検討しながら描いた有名なイラストがあります。
その設定画をそのまま立体化、それもレトロテイストのソフビフィギュアに
してしまおうというのが今回のマーミットさんの試みだったようです。
トイグラフさんのトランスバージョンのように「変化球でちょっと面白いヘドラ」という
点が異形好みの私にはちょっと面白く思えました。
そこでフィギュア王の購入チケットをZ-PETさんに頂き、早速ヘドゴジ&蓄光ミニ成長期との
セットを注文してみたんですね。

・・・その存在を忘れた頃に我が家に届いたダンボール箱を開けまして、私は心から
驚きました。普段いいだけヘドラソフビを見慣れているにも関わらず。
おかげで2007年最初の更新はこのヘドラに決定致しました。


まずは袋画像から。
かなり大きなサイズで、一見してタダモノではないと判る品でした。
ヘッダと本体の足裏刻印で「アーリーヘドラ」とありますので今回もこの名称で
統一してご紹介しております。




いかがでしょうか、この製品の迫力が伝わりますでしょうか?
やったらとデカくてボクシーで、透明ソフビ成型に赤青銀の塗装という凄まじいヘドラです。
元々の設定画はモノクロですから彩色はマーミットさんの完全オリジナル。
しかもビーバーテイルと化した尻尾の幅広さなど、造形にも独特のアレンジが施されて
観る者を不安にさせる力強さを有しております(笑)。


足の裏の刻印、正確には「ヘドラ(アーリー)」でしたね。
この透明度・・・発光させたくなりますねえ。


坂野監督の意見で凹んだ頭部。
眼球は白で塗られて瞳は青・・・実に強烈な顔つきです。
既にこの段階で目や基本的な頭部のデザインが固まっていたんですね。
それでも身体全体に入るポツポツの凸モールドなど、この設定画ならではの
造形にこの目ですから、ヘドラのフィギュアとしては実に新鮮な印象を受けます。


太い太い足までドカンのようにボリュームが連続するプロポーションは
まるで指人形のようです。
このように実際に指人形ヘドラと並べますと、その大きさに改めて驚かされますねえ。



ヘドラソフビの私的スタンダード、M1号のブルマァク復刻と。
アーリーヘドラのデカさ、特に厚さと冷蔵庫のような四角い肢体がおわかり頂けますでしょうか。


透明の成型肌が全体に見えている、ということでブラックライトを当ててみました。



塗料が意外に反応してくれまして、このように紫にうっすらと発光してくれました。
赤い部分もほのかに明るくなりまして、実に面白いですよ。
この感じを画像でどうにかして伝えたいと思いますが・・・難しいですねえ(汗)。


ブルマァク復刻、指人形と共に。
このアーリーヘドラ、透明の部分が多いのとボリュームがある点からして
内部に電球やLEDを仕込みたくなってきますね。
でも電池が切れたら面倒・・・蓄光材料でどうにかできないか只今思案中です。

勿論そのままでも、この強烈なヘドラは買って良かったと心から思える品でした。
可愛いとか格好良いとか美しいとか、そのどれにも当てはまらない個性の強さに
衝撃を受けましたよ。
ギーガーのエイリアンを大雑把にしたような表面モールド、ヤプールが操っていそうな配色、
そしてこのボリューム!何と見栄えのするヘドラでしょうか。(07・1・3)


今回のアーリーヘドラはヘドゴジとセットで購入しますと、特典として

このミニ成長期ヘドラが付属したんですね。
既にイベント限定品でこれの塗装版が出ておりますが、蓄光で目だけ塗装というのは
完全に私好みの一品なんですよ。
目に塗装が入ると抜群に存在感が増しますし、蓄光ソフビの発光時の明るさを楽しむには
塗装は最小限である方がありがたいですからね。
特にこれぐらいの小サイズになりますとボディは無塗装でも気になりません。




造形、見事ですね。
ほぼ二等身の体格でハッキリ成長期ヘドラとわかります。
特徴のある長〜い両腕がこのソフビの個性となっていて、あまたあるヘドラソフビの中に
埋没してしまうのを防いでくれております。
体表のモールドもいいですねえ。無塗装で黒成型色なんてのがありましたら自分で
塗ってみたくなりますよ。


完全な無塗装じゃなく、目だけ塗ってくれているのが嬉しいです。
セット購入特典ということで無塗装版が入っていると思っておりましたので
届いた内容を確認した時は小躍りしましたよw
眼球の外周外側だけ金のラインが入っているのがまた不思議な感じでイイですな。



ブラックライトを当てるとご覧の通り。
さすがにほぼ無塗装の蓄光ソフビ、光る光る!
暗くした室内でブラックライトを点灯し、こういうソフビを眺めているのが至福でございますよ。


塗装が豪華な蓄光ソフビであるM1号の輪投げ景品ヘドラと。
M1号の方も独特の光り方で面白いですね。
ただ明るさ、という点ではやはり塗装が少なめの方がインパクトありますよぉ。


オマケで付いてきたヘドラとしては格段に有難い品でしたね。
今後多少日焼けしても、何年も我が家の棚で発光してくれるのだと思うと大事なコレクションの
ひとつとなりました。
いや可愛い。蓄光のヘドラっていいなあ。(07・1・20)