2007年9月XX日

ホーム その他玩具　トップへ

２００７年になりまして「スペクトルマン」ＤＶＤボックスが外装をリニューアルし 再販されることになりました。 あの１/１マスク型ケースの邪魔さに悩まされること無く(笑)しかも低価格になり 喜ばれた皆さんも多かれと思います。 が、逆にあのスペクトルマンマスクをお持ちの方は複雑でございましょう。 現に私はそういう方をお一人存じておりまして。 『まさか再販されるとは思ってなかったのに！』と。実にお気の毒です(笑)。 その方は購入後全く梱包から出す事無く、未開封のままでＤＶＤを保管されていました。 私は今年になってその初代ＤＶＤボックスを借り受けましてね。 ３０年くらい観てなかった「スペクトルマン」を再び観てみたところ・・・ 面白いんですよスペクトルマン！ いかつい見た目と機械の身体に反して、まー人情に厚いスペクトルマン。 ゴリ様とラーのほのぼのしたやりとり。 初期の手探り感抜群の番組展開と質感。 今観ると実に新鮮な人物設定やストーリー、そして怪獣造形の妙。 番組最後期になると等身大の対戦闘員戦が増えてきて、仮面ライダーの影響を感じたりも。 ブームを牽引した作品の力、なるほどと思いましたね。 そういえばソフビを始めスペクトルマンは当時物の関連商品が多いんですよね。 スペクトルマンコレクターの方っているのでしょうか？ さぞかし大変でしょうなあ、集めるの。 ＣＣＰは今回のＤＶＤ再販に合わせてＢタイプとＣタイプ、二種類のスペクトルマンを ソフビ化しております。 私にとってのスペクトルマンは頬の面取りが柔らかいＣタイプマスクですので 購入したのはＣタイプです。 Ｂタイプはウェザリング無しで開き手、Ｃタイプは汚し有りの握り手という違いがあります。 できれば開き手が良かったんですけどねえＣタイプでも。 ヘッダには３００個限定の表記が。 無塗装蓄光のスペクトルマンはＢタイプだけだったと記憶しておりますが Ｃタイプの蓄光が出たら欲しいところです。 今年の猛暑のせいでしょうか、ちょっとクネっとなってしまいましたが ウェザリングも効いて実にリアルなスペクトルマンです。 胸のプロテクターは番組後半で妙にツルっとしたタイプに変更されますが この胸の方が遥かにカッコエエのですよ、やっぱり。 Ｃタイプのマスクは、この頬の柔らかい面取りが最大の特徴ですね。 頼もしくて柔和で意気がある、いいヒーローだったなあスペクトルマン。 ダストマンを殴りつつ謝ったりね(笑)。 手にとって眺めていると本編のいろんな場面を思い出せます。 その点でも、最も見慣れたＣタイプマスクが私には大事なんですよ。 背中や手袋のモールドなど、ディティールの正確さがＣＣＰスペクトルマンの 売りのひとつだそうです。 確かにこりゃリアルモデルですねえ。 本当はここまで汚すのなら、動きのある構えで立体化して欲しかったのですが・・・ あの仰々しいスペクトルフラッシュ！の儀式(笑)を思い出すと手はやっぱり 平手が良かったなあ。 １/６ともなると結構なサイズです。 ブルマァク復刻ヘドラを添えるとこんなに違うんですからね。 サンプルカラーのヘドラさん、くにゃっと曲がったスペクトルマンを支えてくれてます。 ゴリ＆ラーの存在感が後半につれて薄れていったのが悲しかったのですが 最終章はその点でも感動しましたよ。 主人公の蒲生がとにかく全編おしゃれ、Ｇメンの皆さんも仕立ての良さそうなスーツで ファッショナブルなんですよね。ゴリとラーの衣装もいいんですよ。 音楽もストーリーも時代の空気の魅力がパンパンに詰まっています。 ７０年代のあの空気が大丈夫な方にはオススメですよスペクトルマン。 そして本編を観ていると、確実に欲しくなるのがこのフィギュア。 ゴリ様やラー、その他怪獣や宇宙人も製品化されるのならば私は猛烈に 煩悩と戦わされそうですよ。(０７・９・１０)